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ヘルプマークってなに?~対象者や入手方法まで解析~
謹んで新春のお慶びをもうし上げます。
昨年は格別なご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
本年も日々精進し、ご利用者様に安心安全の看護を提供できるよう努めさせていただきます。
大阪所長の新地です。
さて新年1回目は、「ヘルプマーク」について書きたいと思います。
最近メディアでもとりあげられることが多くなってきたと思いますが、ヘルプマークってご存知ですか?
どのような意味があって、どのような方が利用するのか。
また、入手方法も含めて説明したいと思います。
ヘルプマークってなに?
ヘルプマークとは周りのかたに、自分自身が何らかの支援や配慮が必要であることを伝えるものです。
赤色が下地で白色のプラスとハートマークの物を見かけると思います。
ヘルプマークを使用することで
・上手く説明できない際に、ヘルプマークの裏面を見せて伝えることができる
・周囲の方から困っている状況に気付いてもらいやすくなる
・災害の時など支援を受けやすくなる
などの配慮があります。
ヘルプマークの対象になる人は?
外見から分からなくても 援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができるマークです。
他にも身体の障害や、病気、初期の妊娠状態などのマークとして
・ほじょ犬マーク
・耳マーク
・オストメイト用設備/ オストメイト
・手話マーク
・マタニティーマーク
など他にも多数あります。
どのように使うの?
ヘルプマークはキーホルダーのようにストラップ仕様になっています。
周囲にマークが気付いてもらえるようカバンなどにつけて使用される方が多いです。
裏面に支援してほしい事や、利用者の情報(氏名・電話番号・緊急連絡先など)を記載できるようにシールがついているので是非活用してください。
しかし、電話番号や住所などを記載する際は、他者に個人情報が知れてしまうため注意は必要です。
また、普段と違うカバンを使用する際に付け替えるのを忘れてしまうことがあるので気を付けたほうがよいです。
どうしたらもらえるの?
市役所や区役所の障害福祉課や保健センター、一部の自治体では駅でもらうことができる場所もあります。
また、直接もらいに行くことができない場合は代理で申請しもらうことも可能です。
郵送でも可能ですが、自治体によっては郵送をしていない場所もあります。
申請には書類や障害などを証明する資料は不要で、費用も無料でかからないです。
基本1人に対して1枚になりますので無くさないようにしましょう。
ヘルプマークの自作は可能?
ヘルプマークを自作で作成することは可能です。東京都福祉局のHPからダウンロードすることができますが、既定の規格が決まっているので縦横の比率や色の変更は行わずに使用することになります。
HPからダウンロードすると注意事項で記載されています。
ヘルプカード
ヘルプカードはヘルプマークよりもより詳細な内容を記載できるようになっています。
入手方法は各自治体の窓口か、各市役所や区役所のHPより印刷することが可能です。
まとめ
まだ社会全体に周知されておらず、障害を持っていても知らない方もいます。
また、ヘルプマークを使用していても混雑している場所や、マークが隠れてしまい気付かれない場合もあります。
周りにヘルプマークを身に着けている方を見かけたら、思いやりのある行動をしていきましょう。
参考
・障害者に関係するマークの一例 – 内閣府 (cao.go.jp)
東京都福祉局のHPからダウンロードができます。